2011年7月11日月曜日

徳島自身の事例について、本気出して考えてみた(2)

前回の記事は、「経済面での効果」。
つまり、「県外の人を呼び込もう」とする、「外に対する働きかけ」、といえばいいのだろうか。

じゃあ、「中に対する働きかけ」の事例は?

私がとある授業でその存在を知ることになった、「徳島LEDアートフェスティバル2010」。
徳島の日亜化学のLEDが優れているらしく、その点で、実は徳島はLEDで有名だとか・・・。

2013年度に向けてのものではあるが、こちらが「徳島LEDアートフェスティバル」の公式HPである。

2010年4月17日~25日の8日間、
徳島市のひょうたん島、つまり新町川周辺で行われたようだ。
(わずかな間ではあるが、前回ご紹介したスタジオジブリ・レイアウト展と被ってる・・・?)
初回であったので、昔から行われていたイベントではなかったのだが、
8日間でなんと、計20万人の来場者数を獲得したという。
徳島市の人口が約25万人であるから、おそらく市外や他県からの来場者もいたのではないだろうか。

ある授業でつい先日、「LED総合フォーラム in 徳島」に参加したのだが、
そこでこの「徳島LEDアートフェスティバル」の説明を聞くことができた。

市外や他県からの来場者を集めたことを考えれば、
「このイベントだって、外に対する働きかけじゃないか」という方もいるだろう。

しかし、このイベント。
「市民の方の協力を得よう」という働きかけを行った上での開催なのだ。

まず徳島の人にLEDへの興味を持ってもらおう、
イベントのことを知ってもらおうという告知や説明を様々な場所や時期に行っていた。

徳島を活気づける意味では、まず「内側から」活気づけることも大切だ。
このLEDアートフェスティバルは成功例の一つではないだろうか。

ただし、せっかくの美しい景色や作品を、地元住民だけでなく、外に広げていくことも大切だ。
このイベントは、「内側への働きかけ」だけでなく、「外側への働きかけ」につながる要素は十分にある。
ある程度徳島県民に「LEDアートフェスティバル」を定着させたのち、
徐々に県外にも大々的に宣伝をすることで、より徳島活性化に向けて効果的になると思う。

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